OK-KASEI VI Project

OK-KASEI VI Project

OK-KASEI Co., Ltd.

プラスチックのポジティブブランディング

大阪府に本社を構える、プラスチックのマスターバッチを生産するオーケー化成株式会社のVIとブランディングを担当しました。

企業の内側から湧き出るアイデンティティを紡ぎ出すために、時間をかけて経営層をはじめ現場で働く従業員の方など数十人の方に「将来会社がどのような方向に進んでほしいか」をヒヤリングし、その中で見えてきたことを分析し、クリエイティブな作業の土台としながら、数十年デザイン変更されてこなかったロゴタイプの刷新を皮切りに、シンボルマーク、コーポレートカラー、タグライン、名刺、封筒、段ボール、製品袋、ウェブサイト、Instagram用撮影、建屋の看板や工場のサインなどをトータルでディレクションおよびデザインをしてきました。

オーケー化成株式会社がお客様へ提供する価値は単純な素材提供ではなく、提供先のデザイナーの方の気持ちを高めたり、その先のエンドユーザーの心を色づかせたりすることです。そのことを積み重ねることでネガティブに考えられがちな現在のプラスチックへの価値観をポジティブに転換させることを意図とし、タグラインを「ココロイロヅク」とさせていただきました。

デザイン面ではOK-KASEIというコーポレートロゴの中にあるハイフンにあたる部分は、気持ちが膨らむペレットである「Swelled Hyphen(スウェルドハイフン)」と称してシンボルマーク化し、コーポレートカラーはオーケー化成株式会社が誇る高い調色技術を前面に出すために調色の難易度が高いカラーを定義させていただき、創造性が高い深い海の色として「深碧(しんぺき)」とネーミングさせていただきました。

コミュニケーションツールのデザインについてですが、名刺や段ボールに統一して描かれている一本のラインはよく見ると始まりを少し太くしています。これは単純なラインの意匠ではなく、マスターバッジの生産工程をアイコン化したもので、実際のペレットやマスターバッチを入れる製品の袋の背面にはそれがカットされてペレットになる様をデザイン。そうした遊び心を持ってオーケー化成の真面目さの中にも、本来持つユニークさも感じてもらえるパッケージとなっているように思います。

Art Director
江口海里(KAIRI EGUCHI STUDIO Inc.)

Graphic Designer
藤原杏(KAIRI EGUCHI STUDIO Inc.)

Product Designer
江口海里(KAIRI EGUCHI STUDIO Inc.)

Photographer
江口海里、藤原杏
(KAIRI EGUCHI STUDIO Inc.)

OK-KASEI VI Project
OK-KASEI VI Project
OK-KASEI VI Project
OK-KASEI VI Project
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OK-KASEI VI Project

VI、ブランディング

大阪府に本社を構える、プラスチックのマスターバッチを生産するオーケー化成株式会社のVIとブランディングを担当しました。

企業の内側から湧き出るアイデンティティを紡ぎ出すために、時間をかけて経営層をはじめ現場で働く従業員の方など数十人の方に「将来会社がどのような方向に進んでほしいか」をヒヤリングし、その中で見えてきたことを分析し、クリエイティブな作業の土台としながら、数十年デザイン変更されてこなかったロゴタイプの刷新を皮切りに、シンボルマーク、コーポレートカラー、タグライン、名刺、封筒、段ボール、製品袋、ウェブサイト、Instagram用撮影、建屋の看板や工場のサインなどをトータルでディレクションおよびデザインをしてきました。

オーケー化成株式会社がお客様へ提供する価値は単純な素材提供ではなく、提供先のデザイナーの方の気持ちを高めたり、その先のエンドユーザーの心を色づかせたりすることです。そのことを積み重ねることでネガティブに考えられがちな現在のプラスチックへの価値観をポジティブに転換させることを意図とし、タグラインを「ココロイロヅク」とさせていただきました。

デザイン面ではOK-KASEIというコーポレートロゴの中にあるハイフンにあたる部分は、気持ちが膨らむペレットである「Swelled Hyphen(スウェルドハイフン)」と称してシンボルマーク化し、コーポレートカラーはオーケー化成株式会社が誇る高い調色技術を前面に出すために調色の難易度が高いカラーを定義させていただき、創造性が高い深い海の色として「深碧(しんぺき)」とネーミングさせていただきました。

コミュニケーションツールのデザインについてですが、名刺や段ボールに統一して描かれている一本のラインはよく見ると始まりを少し太くしています。これは単純なラインの意匠ではなく、マスターバッジの生産工程をアイコン化したもので、実際のペレットやマスターバッチを入れる製品の袋の背面にはそれがカットされてペレットになる様をデザイン。そうした遊び心を持ってオーケー化成の真面目さの中にも、本来持つユニークさも感じてもらえるパッケージとなっているように思います。

Art Director
江口海里(KAIRI EGUCHI STUDIO Inc.)

Graphic Designer
藤原杏(KAIRI EGUCHI STUDIO Inc.)

Product Designer
江口海里(KAIRI EGUCHI STUDIO Inc.)

Photographer
江口海里、藤原杏
(KAIRI EGUCHI STUDIO Inc.)